橙堂について

始まり

着物を始めたきっかけは亡くなった祖母の遺品整理をした際に普段着の着物が残ってしまった。その着物は明るい雰囲気の一般的なイメージからはかけ離れている黒っぽい着物、その当時はその着物がなんだか分かりませんでしたが、後ほどそれは銘仙だと知りました。

その着物はシワシワでしたからアイロンかけてみたんです。当て布なんて忘れてましたからいいのか悪いのかピカピカに光りました。

その着物を羽織った瞬間から着物に取り憑かれたんです。これ以外にいい表現が見つかりません。

祖母の遺品に残った普段着物10枚ほどと、母の遺品の嫁入りの時に揃えた着物箪笥2つぶん。

今は居なくなってしまった祖母と母と繋がれる不思議な感覚、これが私の着物の始まりです。

出産により着物離れる

その後山となっている祖母、祖父、母、3人分の遺品整理でしばらく着物のことも忘れていました。

着物を始めたきっかけってすごくシンプルで、着物を畳めないのが悔しくて、着物を扱えるようになりたくて近くの無料着付け教室に通いました。

みんなが着物着れたらどうしたいか?と話し合う場面でも「着物を綺麗に畳みたい」と話す不思議ちゃんな私でした。

半年ほど通った頃、妊娠が判りましたが、妊娠中でも着物は着れるときき、8ヶ月ほどまで通いましたが、切迫早産の危険があると検診で言われ、そのまま入院になり、着物は中断となりました。

無事子供が産まれ、しばらくは子育てでいっぱいいっぱいな時期が続きました。

子供が幼稚園に入園がきまり、さてクローゼットからスーツを出してみたら、みんな入らない!体重が戻ったけど体型が変わったんです。

着物の着方は忘れる

着物ってサイズないから着れるかも、そんな考えからまた着物を着ることにしました。

しかし着付け教室は1年ほど通っていたはずなのに全く着れません。

えっ、なんで?右巻きなのか左巻きなのかも全く覚えいません。

その頃はYouTubeなんかもなく家で着るには本を見ることに。

これが四苦八苦。図書館で本を借りたり、色んな本を見てみるものの、帯なんて魔法かってぐらい分からない。

しばらくは帯をお太鼓の形にセットできる道具を使いました。

自分の着方

着物を着るにあたり参考にしたものはなく、田舎ではおばあちゃんやおばさま方がゆるっと着物を着るのを覚えています。

だからシワも多少の着崩れもあまり気になりません。

とにかく着る

これが一番とみんないいますから、とにかく着る、帯結びがなんか違うかもと思えば、ささっとショールを羽織ってかくしちゃう。

着物警察みたいにジロジロ見てくる人には近づかない、そうやってこっそり着物を着るようになりました。

なんとなく着るようになると着付け教室で習った着方が窮屈に感じるように。普段ように着物を着ていたせいもあります。

この手順は不用、こうやって工夫したら楽と快適に着付けられるようになってきました。

着物のサイズについて

着物って平たいからサイズなんてなくて、みんな着れる。そう思っていましたが、着物のサイズによって着付けが難しかしく時間がかかることが分かりました。

自分のサイズがあり、ピッタリな着物は迷うことなくピタッと着付けられるし、一番早く着れました。

それからマイサイズに直して着るように